カダイフ不要!素麺とグラタン皿でドバイチョコを完全再現。パリパリ食感の秘訣は?

完成したドバイチョコレートを割ったところ 自炊めし
完成したドバイチョコレートを割ったところ

SNSで話題のドバイチョコレート、食べてみたいけど「カダイフ」も「ピスタチオペースト」も売っていないし、専用の型まで買うのはハードルが高い……。 そんな悩みから、家にある「素麺」と「グラタン皿」そして「ピスタチオ」を使って、ありあわせの限界に挑戦しました! 下の方までサクサク感が続く工夫や、自作ピスタチオペーストの濃厚な作り方まで、実体験をすべて公開します。

カダイフは「素麺」、型は「グラタン皿」でOK!

グラタン皿と素麺で作ったドバイチョコレート
グラタン皿と素麺で作ったドバイチョコレート

ドバイチョコレートを作るのにあたって、近隣で手に入らない材料が2つあります。カダイフとピスタチオペーストです。

いずれもネット通販なら購入できますが、身近なもので代用することにしました。

カダイフが売ってない!

茹でた素麺を乾かしているところ
茹でた素麺を乾かしているところ

近所でカダイフが売られているのを見たことがありません。細い麺状の物と言えば、うどん、素麺、スパゲッティ、春雨、糸こんにゃく、、、いろいろありますが、一番似ているのは素麺!そこで、カダイフの代用品として素麺を使うことにしました。

カダイフと素麺の違いをまとめました。

カダイフ素麺(乾麺)
硬さやわらかい硬い(乾麺)
太さ0.5~1.0mm0.6~0.9mmが多い
塩の量0.1%~0.65%前後3.8%前後
(茹でると0.2~0.6%程度になる)

太さに関しては素麺でなんとかなりそうです。素麺は乾麺のままだと塩分が多いですが、茹でることで塩分を減らし、バターやピスタチオも無塩の物にするなどすれば塩分はかなり抑えられます。

ピスタチオペーストもない!

ピスタチオペーストは名前を見ればピスタチオをペースト状にしたものだと想像はできますが、近隣のスーパーで見かけたことがありませんでした。

代用できそうなものと言えばピーナッツバターぐらいでしょうか。しかし、やはりピスタチオを使った方が特別感があり、そしてやはりお上品な感じになるのではないかと思ってピーナッツバターも却下しました。

スーパーのナッツコーナーにマカダミアナッツ、アーモンドなどと並んでピスタチオが売られています。すでに煎ってある、すぐに食べられる殻付きタイプの物です。それを買ってきて、自分でペーストにすることにしました。

材料一覧

用意した材料や道具の一部
用意した材料や道具の一部

すべて近所のスーパーで買えるもので材料は揃えました。特にポイントになるのがカダイフの代用品の素麺と、煎っただけのピスタチオ!

  • ミルクチョコレート(茶色) 260g ※市販の板チョコでOK
  • ホワイトチョコレート(白) 60g ※市販の板チョコでOK
  • ストロベリーチョコレート(ピンク) 15g ※なくてもOK
  • 生クリーム 30ml
  • 素麺(カダイフの代用) 55g
  • 無塩バター 25g
  • ピスタチオ(煎ってある物、かつ無塩) 100g(ペーストが50gぐらい作れます)

道具一覧

ドバイチョコレートづくりで使用した道具たちです。

  • フライ返し
  • グラタン皿
  • クッキングシート
  • バーミックス(グラインダー使用)
  • ハサミ(素麺を切る)
  • オーブン(素麺を茹でる場合必要)
  • 鍋類

香りが別格!ピスタチオペーストを粒から作る

煎っただけのピスタチオ
煎っただけのピスタチオ

ピスタチオペーストを自分で作るというのは実に贅沢な行為です。出来立てのピスタチオペーストを味わえるからです。ペーストにするにはフードプロセッサーが必要です。

我が家にはバーミックスがあるので、それを使うことにしました。

ピスタチオの皮をむくコツ

ピスタチオの薄皮を剥いているところ
ピスタチオの薄皮を剥いているところ

ピスタチオは硬い殻の中に更に薄い皮があります。硬い殻は手で強引に開けられるものが多いですが、その中にさらに薄皮があり、薄皮の中にある実を使いますが、この薄皮を剥かないと茶色がかったペーストになります。

薄皮の剥き方のコツは、親指で薄皮を押し上げるようにすることです。それでダメならちょっと爪でひっかいて、きっかけを作ってから親指で押すと剥けたりします。

しかし、中にはなかなか薄皮が向けないものもあり、指も痛くなってしまい、すべての薄皮を取り去ることはできませんでした。煎る前の生のピスタチオならもしかしたら薄皮も剥きやすいのかもしれません。

バーミックスのスーパーグラインダー使用

ピスタチオペーストを作っているところ
ピスタチオペーストを作っているところ

皮剥きが終わったら今度はバーミックスで粉砕します。バーミックスのスーパーグラインダーを使ってピスタチオを粉砕すると、かなり細かくなり、ペーストに近くなります。

なお、スーパーグラインダーの中に入っているパウダーディスクを使うとうまく回転してくれなかったのでパウダーディスクは使いませんでした。

完成品は緑とも茶色とも言えそうな色をしていました。これは薄皮が残っていたからか、煎ったピスタチオを使ったからのどちらかが原因だと考えられます。もちろん着色料など使っていない、無添加のピスタチオペーストです。

できたてのピスタチオペーストの香りが最高!

スーパーグラインダーで粉砕して、蓋を開けた時のピスタチオペーストのニオイが最高!これは自分で作らないと味わえない香りです。そもそもピスタチオ100%なので、粉砕されたことでピスタチオの香りが広がったのでしょう。

香りは市販の物に負けていない、むしろ市販の物よりも香りは強いのではないかと思います。出来立てのピスタチオペーストです。

素麺を「カダイフ」に変える魔法の焼き方

カダイフの代用品として用意したのは素麺。まず、乾麺のまま使うか、茹でてから使うかで悩みました。

素麺によるカダイフが完成したらそれを他の材料とまぜ、フィリング(中身)を作ります。

素麺は茹でるべき?茹でるべきではない?(塩分比較)

茹でなかった場合と茹でた場合の塩の量の違いは以下の通りです。

  • 茹でる:約0.165g
  • 茹でない:約2.09g

これは一長一短で、茹でる場合は水分を多く含んだ状態から乾いた状態までオーブンで焼くことになるのでかなりの時間がかかります(フライパンではパラパラになりませんでした。難しい。)。茹でない場合はカリカリになるまで炒めるだけなので比較的早いです。

ただ、やはり茹でないと塩気のあるチョコレートになります。茹でなかったものを知人に食べてみてもらったところ、塩は気にならないと言っていましたが、私は確かに塩を感じました。

なお、茹でる場合も茹でない場合も、しっかり中まで火を通して食べられるようにすることは共通しています。

そして、もう一回作るとしたら、私なら茹でます。

素麺を茹でる場合

茹でた素麺をオーブンで焼いたところ
茹でた素麺をオーブンで焼いたところ

素麺を茹でる場合、甘さに特化したドバイチョコレートとなります。

  1. 素麺を茹でる
  2. 茹でた素麺の水をしっかり目にきる
  3. クッキングペーパーに広げて10分程度乾かす
  4. 溶かしバターと素麺を混ぜ合わせる(全体にバターが付くように!)
  5. オーブンのトレーにクッキングシートを敷き、その上に素麺を広げて焼く(160℃で、10分おきにひっくり返したり塊をフォークなどで砕いたりすることを1時間繰り返す)
  6. 時々ハサミで切って小さくする
  7. 全体的に黄金色になったら焼成完了

1時間もかかってしまいましたが、オーブンの温度設定などを調整すればもっと早くおわるかもしれません。

素麺を茹でない場合

素麺をバターで炒めている様子
素麺をバターで炒めている様子

素麺を茹でない場合、塩味の残るドバイチョコレートになります。

  1. ハサミで乾麺の状態の素麺を約3cm間隔に切る
  2. バターを鍋に入れて火をつけそこに素麺も入れて炒める
  3. 全体的に黄金色になったら焼成完了

ポイントはしっかり黄金色になるまで炒めることです。しっかり炒めることであのサクサク感を再現します。なお、油断すると真っ黒になってしまうので、目が離せません。ずっとかき回していました。

他の材料と合わせてフィリング完成

炒めた素麺とピスタチオペーストなどで作ったフィリング(中身)を合わせているところ
炒めた素麺とピスタチオペーストなどで作ったフィリング(中身)を合わせているところ

出来上がった焼き素麺は手作りのピスタチオペースト、それから湯煎して溶かしたホワイトチョコレートと生クリーム、これらと混ぜ合わせておきます。

これでフィリング(中身)の完成です。

グラタン皿と竹串で「型」を代用する裏技

シリコンなどで出来たチョコレートの型があればそれを使うのが一番良いと思いますが、我が家にそんな高尚なものはございません。

あるものと言えばグラタン皿ぐらい。グラタン皿にクッキングシートを敷いて使うことにしました。

グラタン皿にクッキングシートを「隙間なく」敷く方法。

クッキングシートはグラタン皿の形に合わせて切ります。四つ角は切って、四方に折り目を付けて上向きに立たせる感じにしました。こうすることですき間を小さくすることができます。

チョコレートバーの割れ目は竹串で再現!

竹串のサイズを合わせているところ(実際はクッキングペーパーを敷いてから竹串を置きました)
竹串のサイズを合わせているところ(実際はクッキングペーパーを敷いてから竹串を置きました)

チョコレートバーには割りやすいように線が入っていることが多いです。その線を再現しようと思い、クッキングシートの上に竹串を切って並べ、完成後に竹串を取れば線ができる!と考えて竹串も格子状に設置することにしました。

竹串はそのままだと動いてしまうので、ピンクチョコレートで固めてしまうことにしました。そしてチョコレートが出来たときにその竹串を取れば、チョコレートに溝ができた状態になるかなと、そう考えました。実際、うまく固定することができました。

竹串の取り外しが難しい!もっと簡単な方法も

竹串で作った「チョコの溝」の様子
竹串で作った「チョコの溝」の様子

チョコを全て流し入れて、完全に固まってから竹串は外します。手で外そうとしたのですが硬すぎてできず、結局ナイフで掘り出すようになってしまいました。

よく考えたら真っ平なチョコレートバーを作って、熱した金属で割れ目を作ったらもっと簡単だったなと、後になって思いました。最初に竹串など入れる必要はありません。あとから溝を作ればいいです。

チョコを流し、冷やし固める手順

型にチョコを流し入れているところ
型にチョコを流し入れているところ

竹串が固定出来たら、今度は湯煎したチョコを型に流し入れます。

  1. ピンクチョコレートで模様を描く
  2. 普通の茶色いチョコレートを薄く底面と側面に流し入れて冷凍庫か冷蔵庫で固める
  3. 固まったら素麺で作ったフィリング(中身)を入れて(四方に少しだけ、1~2mmのすき間を作る)平らにする
  4. 上から普通の茶色いチョコレートを流しかけ、ヘラなどで平らにする(この時にチョコレートを入れすぎると底面が厚くなってしまうのでフィリングが見えない程度に薄く塗る)
  5. 冷蔵庫で固めて完成

失敗から学んだ「チョコの厚さ」の黄金比

フィリング(中身)を詰めているところ(隙間を開けすぎ!)
フィリング(中身)を詰めているところ(隙間を開けすぎ!)

今回作ったドバイチョコレートは、チョコレートが分厚すぎて噛むのが大変でした。

手作りドバイチョコレートで失敗するポイントの多くがチョコレートが多すぎるということ。それを防ぐためにここでチョコレートを厚くしすぎず、でも全体にいきわたるようにする必要があります。

ここだけは注意!失敗を防ぐポイント

底面のチョコレートを薄く延ばしているところ
底面のチョコレートを薄く延ばしているところ

私はフィリングとチョコレートの側面に5mm~10mmぐらいの隙間を作りました。正直これは失敗だったと思っています。フィリングは側面ギリギリまで入れてOK!残すのはほんと1~2mm程度で十分です。そこに後工程でチョコレートを流し入れます。そうじゃないと噛めないチョコレートが爆誕してしまいます。

グラタン皿だと意外と深さがあるので、正直難しい部分ではありますが、そこは技術でカバーです!

言われなければ素麺だとバレない再現度!

完成したドバイチョコレートを割ったところ
完成したドバイチョコレートを割ったところ

完成した手作りドバイチョコレートを早速食べることにしました!

まず、苦労して作ったチョコレートの溝を元にチョコレートを割ったのですが、狙い通り、その溝に沿って割れてくれました!

そして断面を見ると、おお!なんとなくSNSでよく見たドバイチョコレートに似ています!多少チョコが多く、形も大きい気がしますが、確かにドバイチョコレートです!

肝心の味ですが、一口かじるとピスタチオペーストの香りが広がり、チョコレートの甘さが口いっぱいに広がります。次にカダイフの代用として用いた素麺がパリパリという音を立て、食感も悪くありません!美味しかったです!

素麺だと言われなければわからないレベルになりました!正直ここまで美味しくなるとは思っていませんでしたので、大きな驚きでした!

家にあるものでドバイチョコレートは作れる

今回、カダイフの代わりに素麺を使い、ピスタチオペーストは自作し、型にはグラタン皿を使うという方法でドバイチョコレートを作りましたが大成功でした。

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